活動10周年を記念して開催された「映画をつくろう!の脚本学校」が8月28日(日)に終了しました。
参加者⼀⼈⼀本の脚本(15~20分)を完成させることを目標に、第一線で活躍されている袋井市出身の映画監督、池田千尋さんと月見の里学遊館、中高生の参加者自宅をzoomで繋げて、5、6月の計5回ご指導いただき、7月末に10人の脚本提出が終わりました。
5回のワークショップ中、池田監督から中高生たちには、脚本を書くということを通して、これから社会に出ていくうえで大切な言葉をたくさんいただきました。
最初の回では、自分の実感がない遠い話ではなく、自分の身の回り、自分が経験したことを書くことが大切であること、中高生の皆さんにしか描けないものがあることなどが伝えられ、課題として次回までに企画を作ってくることが伝えられました。その企画をもとに、プロットを書いたりして少しづつ脚本を書くことに入り、毎回、どういった意図がこの部分にはあるか参加者から聞きとり、どんな修正が必要か話し合いがありました。例えば、アニメやドラマで観たことがあることではなく、自分と向き合って自分の経験や想像を全て使って書くこと、自分の中の話ではなく、自分と他人の間で起こる話を書くことなどが伝えられました。
また、このワークショップの中で監督から伝えられたメッセージで何度か出てきた言葉は「世界は都合が悪いことが多く、他人と同じで変えることができないが、自分を変えることはできる。」という言葉でした。「映画をつくるということは自分自身に向き合うこと。」になるというお話しもありました。脚本を書くことで自分と向き合い、一生懸命考え抜くことで大きな成長があるのだと感じました。
選考会の8月28日には池田監督も袋井までお越しいただき、1人1人の脚本について講評をいただきました。そして、最優秀作品として高校2年生の新井誠太くんが書いた「玄冬」が選ばれました。
この作品は、この先、監督とのやりとりでブラッシュアップを行い、春休み開催予定の『映画をつくろうの映画』(⼦どもたちがスタッフとなり、プロのスタッフ指導のもと、静岡県袋井市周辺にて撮影)にて実写化する予定です。
中高生が中心となって「映画をつくろう!」10周年企画として作られる映画を今からとても楽しみにしています。
映画をつくろうの活動についてはこちらをご覧ください↓
主な事業・団体紹介|袋井市月見の里学遊館 オフィシャルサイト (tsukiminosato.com)
2022.09.16
毎年夏に、小中学生を対象に袋井市出身の池田千尋監督監修のもと開催しているワークショップ「映画をつくろう!」が今年も無事に全日程行われ、9月3日(土)に8チームが制作した映画の上映会を開催しました。
今年は全体的に謎解きやホラージャンルの映画が多いなか、人の不満をテーマにつくった「不満箱」や地球滅亡3分前の話を描いた「LAST EARTH」など、脚本がよく練られた内容の映画もあり、会場に集まった約100名の観客の皆さんは、今年もこどもたちの発想によって完成した映画に、考えさせられる時間となりました。
池田監督からは、各々の映画に対して講評をいただき、その中で、「映画の最初の時点と最後の時点で一番変化の起きる人というのが主人公であり、その変化に人は心を動かされる。そういう映画をどんどん撮ってもらいたい。」「たくさんいろんなジャンルの映画を観てほしい。」など、こどもたちの成長にとって大切な言葉をたくさんいただきました。
このワークショップの醍醐味は、こどもたち同士の関りや池田監督をはじめとする映画スタッフの皆さん、ボランティアの皆さんとの関りで、こどもたちは大きく成長するということです。その成長に、大人たちは元気をもらっています。また、来年も、こどもたちのたくさんの笑顔と変化に会えたら嬉しいです。
尚、作品は後日、「映画をつくろう!」YouTube公式サイト「映画をつくろう!の放送室」にアップされる予定です。お知らせでご案内しますので、しばらくお待ちください。
2022.09.06
毎年夏に、小中学生を対象に袋井市出身の池田千尋監督監修のもと開催しているワークショップ「映画をつくろう!」が今年も無事に全日程行われ、8月11日に終了しました。
暑い中マスクをしながらの撮影となりましたが、こどもたちは元気いっぱいです。順調に進まず話し合いをしていたチームも、その後、何事もなかったかのようにチームで撮影に臨んでいました。
そして、いろいろな困難にあいながらも、全チームが撮り終えることができました。「今年は撮り終われないチームが出るのではないか・・」という大人の不安をよそに、毎年、不思議とこどもたちは時間内に撮り終え、これが、こどもの力なんだと感じさせられます。
今年も、こどもたちを見守ってくださった看護スタッフ、ボランティアの皆さん、こどもたちに熱心に関わってくださった、池田監督、二宮助監督、映画スタッフの皆さん、本当に有難うございました。
上映会は9月3日(土)14時~17時に日程が変更となりました。
ぜひ、今年も、こどもたちの思いもよらない発想や心温まるシーンに出会っていただきたいです。
2022.08.21
活動10周年を記念して「映画をつくろう!の脚本学校」が始まりました。
参加者⼀⼈⼀本の脚本(15~20分)を完成させることを目標に、今、第一線で活躍している袋井市出身の映画監督、池田千尋さんと月見の里学遊館、参加者自宅をzoomで繋げて、6月まで計5回ご指導くださいます。
完成脚本の中から優秀作⼀本を選抜し、秋開催予定の『映画をつくろうの映画』(⼦どもたちがスタッフとなり、プロのスタッフ指導のもと、静岡県袋井市周辺にて撮影)にて実写化する予定です。
第1回目はオリエンテーションということで、東京の池田監督とzoomで会話しながら、自己紹介をしたり、脚本を書く上で、「自分がどうしたいか、どんな映画にしたいか」が大切であること等をご指導いただきました。
久しぶりに会う参加者や初めての参加者もいて、みんな緊張するなか、監督からの問いに答えたり、意見を言ったり、質問したりして、各々の脚本の第一歩が始まりました。最後に、次回のワークショップに向けて各々どんな脚本を書くか「企画」を考えてくる宿題が出て、終了しました。
これからのワークショップを通して、中高生がどんな脚本を書くのか、とても楽しみです。
映画をつくろうの活動についてはこちらをご覧ください↓
主な事業・団体紹介|袋井市月見の里学遊館 オフィシャルサイト (tsukiminosato.com)
2022.05.09
県内の課題解決や活性化に取り組む地域活動団体と、その取組を応援したい人・企業等をつなぐ県主催のサイト「SHIZUOKA YELL STATION」に、「映画をつくろう!」の活動が紹介されました。「映画をつくろう!」に対する池田監督の想いなどが詳しく紹介されています。ぜひ、ご覧ください。
2021.11.22
10月16日(土)14:00からうさぎホールにて「映画をつくろう!」上映会を開催しました。
7月29日から8月4日に開催したワークショップに参加した41名9チームが作った映画を上映し、約120名のお客様にご覧いただきました。
今年はコロナ禍での開催となり、マスク着用など様々な制約があるなかでも、いつも通り元気に撮影するこどもたちをみて、スタッフもたくさんの元気をもらいました。
上映会では、月見の里学遊館の施設内という限られた場所でいろいろなアイデアを出し撮ったチーム、ホラーもので「ぞくっ」とさせられるほど完成度の高いチーム、LGBTQという難しい内容を表現したチームもあり、今年もこどもたちの力を感じる作品にたくさんの観覧者が心動かされる時間となりました。
上映会やアンケートでは「昨年はコロナでリモートでの活動となりやりづらい部分があったが、今年はみんなで集まってつくることができたので、いろいろやりたいことがやれた。」「様々なテーマでかかれていて良かった。もっと身近なことで撮ってみたい。」「普段決してやらないことをワークショップなどでできとても楽しいし、撮影する際、撮り方などもとても勉強になる。」など、「もっと頑張りたい!」というこどもたちの大きなエネルギーを感じるコメントをいただきました。
上映された作品は、後日「映画をつくろう!」YouTubeチャンネル「映画をつくろう!の放送室」にて公開されます。ぜひ、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
来年はコロナが収束し、さらにこどもたちが自由な環境のなかで、伸び伸びとワークショップを開催できることを願っています。
■作品タイトル
A-1「ふしぎなオバケとふしぎなゾンビ」(5:02)
A-2「学園物語」(4:36)
A-3「地球がほろびる。」(3:16)
A-4「まほうの世界」(6:28)
A-5「ひまつぶし」(3:11)
B-2「鬼戦~鬼ごっこ編~」(6:30)
B-1「別人」(4:08)
B-3「It’s Poison The World」(6:27)
B-4「トライアングル」(4:54)
2021.10.19
ワークショップの始動当初に参加された、袋井市出身の羽蚋拓未さんが若手映像クリーエーターの登竜門「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021」にノミネートされました。おしくも受賞にはなりませんでしたが、今後の活躍がとても楽しみです。
作品についてやインタビューの様子などがアップされていますので、ぜひ、ご覧ください。
Song for Laurel|SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021 (skipcity-dcf.jp)
【インタビュー】『Song for Lauel』羽蚋拓未監督|SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021 (skipcity-dcf.jp)
■羽蚋拓未さんプロフィール
静岡県袋井市出身。高校で映画制作のWSに参加。卒業後、武蔵野美術大学映像学科に入学。パフォーマンスや実験映像など幅広く映像に触れながら、『夜のテニスコート』、『ウサギとそば』など精力的に映画を制作。卒業後、東京藝大大学院映像研究科映画専攻監督領域にて、諏訪敦彦、黒沢清両氏に師事。現在、フリーランスとして映像―音楽を行き来しながら活動。
そして、今年の「映画をつくろう!」上映会は10月16日(土)14時から行いますので、ぜひ、うさぎホールまで足をお運びください。
映画をつくろう!2021 完成映画披露試写会 |イベントガイド|袋井市月見の里学遊館 オフィシャルサイト (tsukiminosato.com)
2021.10.08
「映画をつくろう!2021」が8月4日に終了しました。
最終日は、Macのパソコンを使ってチームごとに編集を行いました。2日間で撮った映像を切ったり繋げたり、音を調節したりして、少しずつ完成に近づいています。並行してポスター作りも行いました。来月の上映会までに監督と助監督で最終編集を行い、映画は完成します。
今年はコロナ禍という大変な状況の中でしたが、マスクをして暑いなか頑張ったこどもたち、こどもたちのために集まり映画づくりの楽しさを伝えてくださった監督、助監督、映画スタッフの皆様、こどもたちをサポートしてくださった看護、ボランティアの皆様、本当に有難うございました。
上映会は9月12日(日)14時から行いますので、ぜひ、うさぎホールまで足をお運びください。
映画をつくろう!2021 完成映画披露試写会 |イベントガイド|袋井市月見の里学遊館 オフィシャルサイト (tsukiminosato.com)
■Aコース
■Bコース
2021.08.06
2年ぶりに袋井出身の池田千尋監督とこどもたちが映画をつくるワークショップ「映画をつくろう!」が7月29日から始まりました。
今日は小学5年~中学3年のBコースの撮影日2日目。
オリエンテーションから撮影まで3日空いたため、入念に構想を練ってくる参加者もいて、昨日から撮り始めるグループもありました。どこで撮影するか、どの順番で部屋を使うか、どこまで撮影が進んでいるか、そして、撮影した映像をパソコンでチェックして改善するところはないか、細かく監督と確認しながら撮影していきます。
合間には、1日目に1人1カット撮影した映像を全員で観ながら、それぞれの良いところを発表して今後の撮影に活かしました。
明日は上映会に向けてチームごとに編集を行います。
■Aコース撮影
■Bコース撮影
2021.08.03
2年ぶりに袋井出身の池田千尋監督とこどもたちが映画をつくるワークショップ「映画をつくろう!」が7月29日から始まりました。
昨年は対面での開催は叶わずリモートでの開催となり、今年はマスクを着用するなど様々なコロナ対策をしながら開催しています。
そして、今年は監督がワークショップを始めて10年目の年となりました。
オリエンテーションでは、まず、ロケハンという月見の里学遊館で撮影できる場所をみんなで回って確認することから始まり、そのあと、カメラや三脚の操作を体験しました。
監督からこどもたちには、ワークショップを進めるにあたって、映画は1人ではつくれないこと、友達と協力をすること、自分たちで考え、それを相手に伝えることというお話がありました。
今日は、小学校1年から4年のAコースの皆さんが、チームに分かれてお話づくり、小道具づくり、撮影を始めています。
ワークショップは8月4日まで開催し、9月12日には上映会を開催します。
今年もこどもたちの創造力でどんな映画ができるか、とても楽しみです。
2021.07.31